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八日目の蝉

八日目の蝉 通常版 [DVD]八日目の蝉 通常版 [DVD]
(2011/10/28)
井上真央、永作博美 他

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小説を読んでどうしても映画が見たくなったので、DVDが発売されたので早速観てみました。
永作博美ってやっぱりすごいなぁ…。
薄幸な感じが本当に合っている。
小説を読んでイメージした希和子そのもの。
森口瑤子のヒステリーな感じも本当に感じが悪くて上手。
小池栄子も宗教の名残があってちょっとあやしい感じが、「20世紀少年」の高須の時もそうだったけど、なんだか似合う。
女のそれぞれの内面が、このキャスティングでよく表現されていたと思う。

永作博美の逮捕されるシーン、本当に泣けたな。
小説を読んだ時も泣いたけど…。
自分がそれぞれの立場だったらと思うと、誰になってみても悲しくて本当に泣けました。

評価:★★★★



監督:成島出
脚本:奥寺佐渡子
原作:角田光代
出演:井上真央、永作博美、小池栄子、田中哲司、渡邉このみ、市川実和子、別府あゆみ、森口瑤子

直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを井上真央と永作博美の共演で映画化したヒューマン・サスペンス。不倫相手の赤ちゃんを誘拐した女性が、捕まるまでの4年間にわたって母と娘として濃密な時間を過ごした逃亡生活の顛末と、誘拐犯に育てられた少女が成長し、やがて自らの過去と向き合う姿を描く。監督は「孤高のメス」の成島出。会社の上司との不倫で妊娠し、中絶手術の後遺症で二度と子供を産めない体となったOL、野々宮希和子。相手の男はいずれ妻と別れると言いながら、その妻はいつの間にか子供を産んでいた。自らにケリをつけるべく、赤ん坊の顔を一目見ようと夫婦の留守宅に忍び込んだ希和子だったが…。

八日目の蝉

八日目の蝉 (中公文庫)八日目の蝉 (中公文庫)
(2011/01/22)
角田 光代

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テレビで映画の予告が何度も何度も流れていて、気になったので読んでみることに。
角田光代氏はやはり女の内面を描くのがうまい。
3年半の希和子の逃亡劇、恵理菜の将来の選択…
展開が気になって気になって、どんどん読み進む。
自分は一児の母だが、母性についても考えさせられる。
でも恵理菜の気持ちを考えるとそれはとても複雑で、とても重い気持ちになる。
ラストは救われたのかどうか、正直よくわからなかった。


八日目の蝉/角田 光代
出版社: 中央公論新社
発売日: 2011/1/22
読書期間:2日間
評価:★★★★

森に眠る魚

森に眠る魚 (双葉文庫)森に眠る魚 (双葉文庫)
(2011/11/10)
角田 光代

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最近全く読書をしておらず、久しぶりに本を読みました。
あまりの面白さに先が気になり一気に読みました。

それにしてもこの小説、設定が2011年4月クールに放送していた「名前をなくした女神」と似すぎている。
登場人物の設定などは異なるし、杏ちゃんが演じた主役などは出てこないのだけど、どう考えてもかぶる。
でもあのドラマは確かオリジナル作品で、原作はなかったはず。
でも絶対パクってるな。

私が感じたイメージとしては、
マダム→木村佳乃
(不倫はしていないし、子供の年も違うけど、生活レベルからしてそんな感じ)
千花→りょう
(千花は専業主婦だが、あのサバサバしているように見せているが、実際内面はねちっこく女の凶器を秘めている点が同じ)
繭子→倉科カナ
(子供をモデルにさせるために消費者金融にお金を借りたり、都会に憧れ無理してマンションを買ったものの、結局田舎に帰る点が同じ)
容子・瞳→尾野真千子
(容子も瞳も似た感じで、大人しいけど粘着質なところがそっくり。)
小説では皆それぞれ壊れてしまうので、普通の立場の人がいないので、あえてドラマでは普通の立場からの視点を描くために杏の役ができたのかな!?


角田光代氏は女のドロドロした内面を描くのが非常にうまい。
必ずこの人の作品を読んでいると、誰かしら登場人物に感情移入してしまうし、共感を覚える。
自分の人に知られたくない内面を見せつけられているような、複雑な心境になる。
この作品では、それぞれの気持ちがわかってしまった。
誰もが持っている感情なのだろうか。
この作品を読むと女のこわさを再認識させられます。
ママ友づきあいも気をつけなきゃとあらためて感じました。
当たり前だけど、自分の価値観をしっかり持っていないといけないと感じます。
人を妬んだり、うらやんだりするうちに価値観はゆらいできていろんなものが見えなくなるのかもしれない。
本当に気をつけないといけません。

ラストは期待していたようなものではなくちょっと残念でした。
もっと明確なものを期待していたのだけど、ちょっと違いました。
ドラマの時もなんだか消化不良をおこしそうなラストだったっけ…。



森に眠る魚 (双葉文庫)/角田光代
文庫: 456ページ
出版社: 双葉社
発売日: 2011/11/10
読書期間:2日間
評価:★★★★☆

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して心をかよわせるが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎ合い、それぞれが追いつめられてゆく。凄みある筆致で描きだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。渾身の長編母子小説。

ストロベリーショートケイクス

ストロベリーショートケイクス [DVD]ストロベリーショートケイクス [DVD]
(2007/04/25)
池脇千鶴中越典子

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最初、音が全く聞き取れず、壊れているのかと思ってびっくりした。
どうやら演出らしく、なんだか厄介な映画だなぁと思ったり。
(集中して観ろってことなんだろうか?集中して観る内容でもなさそうな...)


女性なら、4人の女性のどこかに共感ができる部分があるはず。
最初は私はどれもあてはまらないと思ったけど、観ていたらなんとなくわかる気がした。
(全員キャラが濃すぎて、最初は「ありえねぇ~」と思ったけど)

中越典子、鬱陶しい感じ。
でもあの年頃ってあんな感じなのかなと、なつかしく思ったり。
塔子役で原作者の魚喃キリコもスゴイ。
オッパイ出すし(脱ぐ必要あったのか?)、演技がすべて妙にリアルな感じでこわい。
池脇千鶴はあいかわらずな感じであまり好きではないけど、最初のシーンで「これだけつらいことを乗り越えられたら、これからなんでもできる気がした」的なセリフがなんかわかるなぁと思った。
そうやって失恋の痛手を乗り越えるのが女ってヤツなのかな。
中村優子が一番すごかった。
あの色気はすごい。
安藤政信との69は必要だったのか!?

必要かどうか微妙な演出が多い気がしなくもないけど、まぁ普通のお話。
タイクツしちゃう人はタイクツしちゃう作品。


評価:★★☆



製作国:日本
製作年:2006年
収録時間:127分
監督:矢崎仁司
脚本:狗飼恭子
原作:魚喃キリコ(岩瀬塔子)
出演:池脇千鶴 中越典子 中村優子 魚喃キリコ(岩瀬塔子) 加瀬亮 安藤政信

人気漫画家・魚喃キリコの同名コミックを映画化した切ないガールズ・ストーリー。主演は池脇千鶴、中越典子、中村優子、岩瀬塔子。監督は「三月のライオン」「花を摘む少女と虫を殺す少女」の矢崎仁司。大失恋を乗り越えて新たな恋の訪れを待ちわびるフリーターの里子。一人で生きていくため5階以上のマンションを購入しようと考えている人気デリヘル嬢の秋代。プライドが高く過食症のイラストレーター、塔子。男に愛されることが全てと考える事務OLのちひろ。性格も職業も異なる彼女たちだったが、それぞれに都会の片隅で自らの居場所を求めてけなげに生きていた。


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舞妓Haaaan!!! [DVD]舞妓Haaaan!!! [DVD]
(2007/12/12)
阿部サダヲ堤真一

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ハチャメチャな感じが単純に楽しめそうで、期待して観たのだけど...


私にはイマイチでした。


もともとクドカン作品を観るたびに「どうなのかな?」と微妙に感じていたのだけど、これを観て確信した。
私、あまり好きではない。
ハチャメチャもやりすぎるとひいてしまう。
そして、飽きる。
明らかなギャグなシーンがあったかと思えば、ミュージカルのようなシーンもあったかと思えば、突然マジメなシーンになったり...。
ドタバタすぎて、なんかどれかひとつにしてほしくなる。

舞妓について勉強になったけど、作品としては私はイマイチでした。


評価:★


製作国:日本
製作年:2007年
収録時間:120分
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ(RUI) 小出早織 京野ことみ

人気脚本家のクドカンこと宮藤官九郎が書き下ろしたオリジナル脚本で華麗に贈るドタバタ・コメディ。憧れの舞妓と野球拳をする、という夢を果たそうと数々のハードルを乗り越え奮闘する一人の男の破天荒ぶりを描く。監督は「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」の水田伸生。出演はこれが映画初主演となる個性派俳優、阿部サダヲ。共演に堤真一と柴咲コウ。食品会社の東京本社で働くサラリーマン、鬼塚公彦は熱狂的な舞妓ファン。いつかは京都のお茶屋で“舞妓はんとの野球拳”という夢を抱いていた。そんな彼はある日、念願の京都支社へ転勤が決まり、付き合っていた同僚の富士子をあっさり捨てて京都へ向かう。


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肩ごしの恋人



原作も読んだし、日本のドラマも観たのだけど、この映画は「肩ごしの恋人」なんだろうか?
あまりに原作とは違いすぎて、「肩ごしの恋人」というタイトルをつける必要なんて全くなかったのではないかと思う。
「肩ごしの恋人」とは別物として観るほうがいい。

「純愛中毒」で見た、イ・ミヨンが老けて肌がボロボロでなんだかなぁといった感じ。
なんだか全体的に作りが甘くて、本来、これを観て30代女性がアレコレ考えることを前提に作るべきなのに、なにも思わなかった。
リアリティに欠けていて、同じ30代前半女性なのに共感できる部分がなさすぎた。
こうゆう作品て、共感を覚えてナンボだと思う。
原作を読んでしまうとがっかりしてしまう作りだなぁと思う。


評価:★


製作国:韓国
製作年:2007年
収録時間:101分
監督:イ・オニ イ・オンヒ
脚本:コ・ユニ
原作:唯川恵
出演:イ・ミヨン イ・テラン キム・ジュンソン マルコ ユン・ジェムン

唯川恵の同名ベストセラーを韓国人スタッフ・キャストで映画化した日韓合作による大人の女性のロマンティック・コメディ。ジョンワンとヒスは、共に30代前半の親友同士。しかし2人は性格も男の好みも正反対。新進の写真家ジョンワンは、<恋愛至上主義>で、いまは妻のいる男性と交際が始まったところ。一方のヒスは<結婚至上主義>で、お金持ちと結婚した彼女は、時間とお金を自由に使って自らの美貌を磨くことに余念がない。そんな2人に予想外の事態が発生する。ヒスには、安全パイと高をくくっていた夫の浮気が発覚。かたやジョンワンは、身体だけの付き合いとクールにきめていたはずが、いつしか本気モードになってしまい…。



肩ごしの恋人(DVD) ◆20%OFF!...

全然大丈夫



予想以上にゆるかった。
ゆるい映画は嫌いじゃないけど、さすがに飽きた...。
木村佳乃演じるあかりの不器用さが不器用を通り越して、社会適応能力ゼロ、見ていてさすがにイラっときたり...。
まぁ映画だから、このあり得ない感じもアリなんだろうか。

荒川良々はあいかわらずのすっとぼけた感じで、岡田義徳が人のよさそうな感じがなんともよかった。
あの人、年とともにいい味出してきてるなと思う。

とにかくゆるい。
なにかを求めて観てはいけない作品。
なにも考えず、なにも求めず、時々睡魔と闘いながら観る作品。
(しかしながら、時々荒川良々演じる照男のビックリなしかけに驚き目が覚める)


評価:★


製作国:日本
製作年:2007年
収録時間:110分
監督:藤田容介
脚本:藤田容介
出演:荒川良々 木村佳乃 岡田義徳 田中直樹 きたろう 蟹江敬三

世間からちょっとズレた大人になりきれない不器用な男女3人の恋の行方を、ユルくて温かなタッチで丁寧に描いた異色コメディ・ドラマ。主演は荒川良々、共演に木村佳乃、岡田義徳。監督はこれが長編デビューの藤田容介。古本屋の長男で植木職人の照男は、人を怖がらせることに夢中のオタクな無責任男。夢は世界一怖いお化け屋敷を作ること。一方、照男の幼なじみ、久信は、八方美人でお人好しのサラリーマン。ある日、彼が勤める清掃会社の求人にあかりという女性が応募してくる。しかし、手先も生き方もとびきり不器用なあかりは、採用早々トラブルを連発してしまう。久信はそんな彼女に照男の古本屋で働くことを勧めるが…。


全然大丈夫(DVD) ◆20%OFF!...

『猛スピードで母は』 (文春文庫) /長嶋 有



長嶋有、おもしろいなぁ。
これは前回読んだ「泣かない女はいない」より断然読みやすかった。
あっとゆうまに読み終わった。

私としては、芥川賞受賞作の『猛スピードで母は』より『サイドカーに犬』のほうが面白かった。
映画を観たので映像が時折頭に浮かんだ。
でも、映画より原作のほうが洋子さんが魅力的だと思った。
竹内結子じゃないんだよな、微妙に違う。
洋子さんはもっと自然体なのだ。(当たり前か)
所詮、映画の洋子さんは作られたものなのだと思った。
映画のインタビューで、竹内結子が洋子さんの魅力を語っていたけど、洋子さんは本当に魅力的な人だった。
長嶋有は男性とは思えない視点で登場人物を描く。
それがすごい。
洋子さんをあれだけ自然体で、ヘンな男の理想を被せることなく描いたところはすごい。

『猛スピードで母は』では、小学生の慎の視点で描かれるのだけど、それもまた自然体だ。
大人とは思えない視点を持っている。
薫にせよ慎にせよ、確かに子供の頃そんな感性を持っていたなぁと思わせる。
芥川賞受賞作ってたいてい描写が繊細すぎて意味不明だったり読みにくかったりして、私は相性が悪いのだけど、なぜこの作品はこれだけ読みやすいのに受賞したのだろう?

長嶋有は変幻自在の作家だなぁとあらためて感じた一冊。



『猛スピードで母は』 (文春文庫) /長嶋 有
文庫:168ページ
出版社:文藝春秋 (2005/02)
発売日:2005/02
読書期間:3日間
評価:★★★★☆

「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。

『ララピポ』 (幻冬舎文庫) /奥田 英朗



内容は単純だ。
シモネタ、というよりセックスネタ満載の小説。
小難しいことは一切なく読みやすいのであっとゆうまに読み終わってしまった。
オムニバスで、それぞれの登場人物がリンクしていて、立場が変わると見方が変わって、「なるほどな」「そうゆうことだったのか」と思ったり。
映画化されるそうですが、どうなるんだろ?
この内容そのまんまだとほとんどがセックスシーンなんだろうな。
それもちょっと普通じゃないセックス。
でも全然エッチじゃない。
どれもドライだ。
登場人物はみんな渇いてる。
それが奥田英朗らしい視点なのかな?

読みやすいんだけど、イマイチなにかが物足りない。



『ララピポ』 (幻冬舎文庫) /奥田 英朗
文庫:325ページ
出版社:幻冬舎 (2008/08)
発売日: 2008/08
読書期間:3日間
評価:★★☆

対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治(23歳)。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合(28歳)。選りすぐりの負け犬たち、ここに集合。最新爆笑小説。